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最終更新日：2019年3月14日
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最終更新日：2019年3月14日
平成30年度国立極地研究所・研究集会
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大気中のエアロゾルは雲核・氷晶核として働き、雲の光学特性、微物理特性、ひいては降水機構を変化させる。それらのより精緻な理解に、エアロゾル・雲・降水とそれらの相互作用に関する網羅的な知見が必要であるが、現在得られている科学的知見には不十分な点が多い。
本研究集会では、それらも含めたエアロゾル・雲物理・降水を専門とする研究者が一堂に介し、実験・観測・モデルそれぞれの最新の研究結果や動向を共有し、意見交換を行うことを目的とする。また近年研究が盛んに行われている、極域のエアロゾル・雲に関する研究に関する研究の現状や今後の研究の方向性などについて議論する。 |
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研究会報告
集合写真
プログラム
発表時間の大まかな目安：1人15〜25分程度（発表：10〜20分，質疑応答：5〜10分）
1日目：2019年2月20日（水）
13:00〜15:20
- 趣旨説明
- 【総説】エアロゾル・雲・降水相互作用の数値シミュレーション 荒木健太郎（気象研）
- ミシガン工科大学滞在報告：雲乱流実験チャンバー「パイチャンバー」と関連研究について 齋藤泉（名工大）
- Using Parcel Model to Simulate the Particle Distribution of Hygroscopic Flares in CCNC 郭威鎮（気象研）
- 台風内部の雷にエアロゾルが与える影響に関する数値的考察 佐藤陽祐（名大）
休憩（10分程度）
15:30〜18:10
- アイスコアによる過去のエアロゾルと雲の関係について 飯塚芳徳（北大）
- 新潟県上越市で測定した降水粒子の落下速度変化 山下克也（防災科研）
- 湿潤対流でのエアロゾル除去・輸送効率を制御している降水雲中の過飽和度の観測的制約 茂木信宏（東大）
- 外洋域におけるエアロゾル個数粒径分布と雲凝結核特性 岩本洋子（広島大）
- 高高度隊列飛行による三次元メソスケール空間情報収集ドローン型ロボットの開発 藤田啓恵（日本環境調査研究所）
2日目：2019年2月21日（木）
09:30〜12:15
- 学生参加者らによる自己紹介 学生参加者ら
- 直接観測による北極下層雲の微物理特性とエアロゾル影響評価 小池真（東大）
- 夏季のスヴァールバル諸島での氷晶核に関する調査研究 當房豊（極地研）
- 内部混合粒子の雲核・氷晶核能 田尻拓也（気象研）
- つくば地上モニタリング観測による実大気エアロゾルの雲核・氷晶核能の変動 折笠成宏（気象研）
- 東京における下層雲の雲粒数濃度の季節変化について 三隅良平（防災科研）
昼食（12:15〜13:00）
13:00〜15:40
- 【総説】大気エアロゾルの環境動態シミュレーション 梶野瑞王（気象研）
- エアロゾルが雲や降水に与える影響 〜平成27年9月関東・東北豪雨を対象として〜 高橋麗（筑波大）
- Particle based cloud modelling（粒子ベース雲モデリング）に関する国際研究ネットワークの立ち上げ 島伸一郎（兵庫県立大）
- 氷水混相雲微物理過程に対する多孔性回転楕円体モデルの性能検証と評価 酒井健人（兵庫県立大）
- UAE雲観測事例に関する再現実験 橋本明弘（気象研）
休憩（10分程度）
15:50〜18:00
- 衛星からの雲特性観測による雲成長ステージの把握 中島孝（東海大）
- CloudSatとひまわり8号を用いた雲物理特性の時間変化について 山内晃（東大）
- 中高緯度に広がる肉眼では見えない・見えにくい雲の衛星・地上観測 岩崎杉紀（防衛大）
- 温暖化時の北太平洋の海霧変化のメカニズム 川合秀明（気象研）
- 総合討論
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