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大涌谷(箱根山)での地磁気の研究観測の実施について
発表日
平成27年5月26日
概要
気象庁気象研究所は、火山活動が活発化している大涌谷(箱根山)で、地磁気の研究観測を実施します。
本文
気象庁気象研究所では、これまで、火山における地磁気の研究観測を実施しています。
大涌谷(箱根山)では、4月下旬以降、火山性地震が増加し、地殻変動が観測されるなど、活発な火山活動が続いています。火山活動が活発化した火山では、地下の温度上昇に伴い、岩石の磁性が失われる状態(岩石は磁気を持っていますが、一定の温度を超えると磁気を失う性質があり、熱消磁といいます)が観測されることがあります。このため、気象庁気象研究所は、大涌谷(箱根山)の地下の熱の状態について、5月27日から地磁気の研究観測を実施します。
この研究観測では、大涌谷(箱根山)周辺で、可搬型の地磁気の観測機器を用い、観測点を決めた上で、当面2週間程度の間隔で繰り返し観測を実施することとしています。
本研究観測は気象研究所と神奈川県温泉地学研究所との共同研究「地殻変動データを活用した火山活動評価等に関する研究」の一環として実施するものです。
観測点配置予定図を含めた資料全文については、下記「資料全文(大涌谷(箱根山)での地磁気の研究観測の実施について)」をご参照ください。
問い合わせ先
気象研究所企画室 電話:029-853-8535
資料全文
大涌谷(箱根山)での地磁気の研究観測の実施について [PDF形式:0.5MB]