科学技術週間一般公開を4月18日(水)に開催しました
科学技術週間にあわせて、気象庁気象研究所・高層気象台・気象測器検定試験センターの3機関主催(後援:地球ウォッチャーズ 気象友の会)で、4月18日(水)に施設一般公開を行います。施設の見学に加えて、研究者による講演や研究紹介、観測の見学など様々な催し物を企画しておりますので、ぜひおこしください。
入場無料・事前予約不要です。
団体(10名以上)でご参加予定の方は、事前に下記問い合わせ先までご連絡ください。
※食堂はありませんが、弁当販売があり(12:00~13:00のみ)、休憩室を利用できます。
日時
平成30年4月18日(水) 10:00 ~ 16:00 (受付9:30 ~ 15:30)
場所
気象研究所・高層気象台・気象測器検定試験センター
現地へのアクセスはこちらをご覧ください。
※駐車場の数には限りがあります。できるだけ公共交通機関のご利用をお願いします。
気象研究所 当日の催し物
講演名:海の「天気予報」 ~どのように予測するか~<要旨(PDF)>
講演者:海洋・地球化学研究部 山中 吾郎
講演概要:空の天気と同じように、海の中にも高気圧や低気圧の移動に伴う「天気」があります。海の天気は、黒潮大蛇行や日本沿岸の潮位、空の天気と深く関係しています。気象庁では、海の観測を行うとともに、スーパーコンピュータを用いて海の天気予報を行っています。この発表では、海の天気予報のしくみと、気象研究所で行っている海の天気予報の改善を目指した研究についてご紹介します。
講演を聞いていただくだけでなく、司会を設け、来場者の方に答えていただいたり、質問いただいたり、一部対話形式を取り入れて研究の紹介を行います。
タイトル | 時間 | 内容 |
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火山ガスの監視で噴火を予測する | 10:00 ~ 10:30 | 火山ガスの成分や量を測ることで、噴火を予測する手法があります。実際に火山ガスを測定する装置で実演しながら、火山ガスの観測について説明します。 |
数値天気予報の研究 | 10:30 ~ 11:00 | 数値天気予報は、スーパーコンピュータの中の地球と人工衛星等による現実の観測情報を”統合”することで、将来の天気の予測を可能にしています。本ミニ講座では、最新の数値天気予報の研究について紹介します。 |
南海トラフ地震について | 13:00 ~ 13:30 | 西日本地域では南海トラフ地震の発生が心配されています。南海トラフ地震は2つの地震に分かれたり、ひとつの巨大な地震として起きたりと複雑な起き方をします。この講演では、この複雑な地震の発生を予測する研究や、起きた場合にすぐに状況を把握するための研究について紹介します。 |
体重計から考える天気予報を支える技術 | 13:30 ~ 14:00 | あなたが乗った体重計が指す数字は正しい体重を表していません。なぜならどの体重計にも誤差があるからです。誤差を知ることで最も確からしい体重がわかることを解説し、天気予報に欠かせないデータ同化技術の基礎についてお話しします。 |
地球温暖化で台風はどう変わる? | 15:00 ~ 15:30 | 将来、地球が温暖化したら台風はどのように変化するのか?数値シミュレーションによる将来予測など、最新の知見を使ってわかりやすく解説します。 |
- 施設公開「電子顕微鏡」「低温実験室」「風洞実験施設」は、整理券が必要です。整理券を受け取って参加してください。
- 整理券は当日、整理券配布場所で一人に一枚ずつ配ります。
- 配布場所にいない人の分はお渡しできませんので、参加する方全員揃ってお集まりください。
- 人数が多い場合には、ご希望に沿えない場合があります。ご了承ください。
整理券の 配布時刻 |
整理券の 配布場所 |
イベントの名前 | イベント開始時刻 | 定員 |
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一回目 | ||||
9:40 | 気象研究所1階 講堂前 |
電子顕微鏡 | 10:00から | 定員10名 |
低温実験室 | 10:00から | 定員30名 | ||
風洞実験施設 | 10:30から | 定員20名 | ||
※整理券不要※ | GNSS、ライダー | 10:30から | 人数制限なし | |
二回目 | ||||
12:40 | 気象研究所1階 講堂前 |
電子顕微鏡 | 13:00から | 定員10名 |
15:00から | 定員10名 | |||
低温実験室 | 13:30から | 定員30名 | ||
風洞実験施設 | 13:30から | 定員20名 | ||
※整理券不要※ | GNSS、ライダー | 15:00から | 人数制限なし |
〇展示コーナー(1階)
・開催時間中ご自由にご覧いただけます。
〇フェーズドアレイレーダー(模型の展示・説明) 10:00~10:30、13:30~14:00
・研究官がご説明いたします。直接展示コーナーへお集まりください。
高層気象台・気象測器検定試験センター 当日の催し物
高層気象台
高層気象観測について紹介
自由気球による高層大気の観測見学 14:10 ~ 14:30(観測は天候により中止の可能性があります。)
気象測器検定試験センター
強風を作り出す風洞施設の一般開放及び気象測器の展示・説明を行います。
問い合わせ先
住所:〒305-0052 茨城県つくば市長峰1-1 / 電話:029-853-8536