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2016年6月20-21日の長崎・熊本での大雨の発生要因について

発表日

平成28年12月5日

概要

今年6月20日夜遅くから翌日未明に長崎県と熊本県で大雨が発生しました。梅雨前線にともなう低気圧が九州北部を通過し、その際前線の南約100kmの位置で形成した3つの線状降水帯が大雨をもたらしました。大雨の発生1日前に八重山諸島付近に存在していた大気下層の空気が東シナ海上でさらに暖湿化して流入し、寒冷渦の接近により上空の気温が下がったことで大気状態が極度に不安定化しました。この状況で積乱雲が繰り返し発生し、線状降水帯が作り出されていました。


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気象研究所企画室  電話:029-853-8535

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2016年6月20-21日の長崎・熊本での大雨の発生要因について [PDF形式:3.41MB]



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