c8 環境要因による局地気候変動のモデル化に関する研究

  • 副課題1:都市キャノピーモデルの高度化
  • 副課題2:地上観測値の空間代表性に関する研究

期間

平成26年度~平成30年度(5年計画第1年度)


研究代表者

藤部文昭 環境・応用気象研究部長


担当研究部

副課題1:環境・応用気象研究部、予報研究部
副課題2:環境・応用気象研究部、予報研究部


目的

多様な土地利用状態を反映した高精度の気候情報を提供し、ヒートアイランド等の緩和方策の検討や地上観測所の適切な維持運用に資する。


c8 概念図1 概念図2

目標

(副課題1) 都市キャノピーモデルを改良し、領域気候モデル等の精度向上に資する。
(副課題2) 観測環境等に対応した地上気温等の観測値の変動実態を明らかにし、観測運用およびモデル検証の向上に資する。

平成26年度の目標

(副課題1) 1 格子中に複数の土地利用状態(陸面タイプ)を表現可能なモザイク陸面モデルをJMANHM に適用する。理想化実験等を行い、単一陸面モデルとモザイク陸面モデルの性能を比較する。また、モデルの熱収支再現精度の評価手法の検討を行う。屋上面での積雪・融雪の効果を都市キャノピーモデルに導入する。
(副課題2) 気象官署・アメダス観測所情報の収集・整理を行うとともに、観測データとの比較に用いる領域モデル計算と出力データの整備に着手し、気温の観測値と領域モデル出力の特性評価・比較を進める。

本庁構内に風速計を設置して継続的な微気候観測を行い、北の丸公園のデータ等合わせて解析を進める。


研究計画の詳細は以下のファイルをご覧ください。

環境要因による局地気候変動のモデル化に関する研究_研究計画(PDF 106KB)



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