気象研究所　評議委員会（第２７回）

平成20年3月5日
14時00分～17時00分
東京管区気象台第一会議室

出席者

（評議委員）
田中正之 委員長、小泉尚嗣 委員、小室広佐子 委員、佐藤　薫 委員
田中　佐 委員、泊　次郎 委員、古川信雄 委員、松山優治 委員
（気象研究所）
気象研究所長、企画室長、研究評価官、総務部長、予報研究部長、 気候研究部長、台風研究部長、環境・応用気象研究部長、 気象衛星・観測システム研究部長、地震火山研究部長、 海洋研究部長、地球化学研究部長、物理気象研究部第１研究室長、 融合型経常研究　課題代表者

議事次第

１．所長挨拶
２．気象研究所評議委員会　委員長　挨拶
３．議題１：平成20年度　気象研究所予算内示について　（報告）
４．議題２：融合型経常研究の進捗について（報告）
５．議題３：平成20年度の融合型経常研究計画について（協議）
６．議題４：気象研究所の独立行政法人への移行について（懇談）
７．その他

議事概要

議題１：平成20年度　気象研究所予算内示について　（報告）

平成20年度の予算内示額について概要を説明した。

議題２：融合型経常研究の進捗について（報告）

現在実施している12課題（下記）のうち、今年度終了する研究課題について成果と内部評価結果を説明し、実施内容の質問を受けた。

１．日本の異常気象の実態及び気候変動との関連に関する研究（Ｈ17～19）

課題代表者：藤部文昭（予報研究部）

２．上陸台風の構造変化過程とそれに伴う暴風、豪雨、高潮の発生に関する研究（Ｈ17～19）

課題代表者：富樫正明（台風研究部）

３．アジア大陸の影響による大気微量気体・エーロゾル・降水降下塵の化学組成変動に関する研究（Ｈ17～19）

課題代表者：松枝秀和（地球化学研究部）

４．非静力学モデルによるメソ現象の予測と解明に関する研究（Ｈ19～21）

課題代表者：中村誠臣（予報研究部）

５．大気海洋結合季節予測モデルとそのアンサンブル手法の開発に関する研究（Ｈ19～21）

課題代表者：尾瀬智昭（気候研究部）

６．物質循環モデルの開発改良と地球環境への影響評価に関する研究（Ｈ16～20）

課題代表者：柴田清孝（環境・応用気象研究部）

７．エーロゾルと放射過程の観測及びモデル化のための研究（Ｈ19～21）

課題代表者：内山明博（気候研究部）

８．シビア現象の監視及び危険度診断技術の高度化に関する研究（Ｈ19～21）

課題代表者：鈴木　修（気象衛星・観測システム研究部）

９．海洋における炭素循環の変動に関する観測的研究Ⅱ（Ｈ19～20）

課題代表者：緑川　貴（地球化学研究部）

１０．地震・地殻変動観測データの高度利用に関する研究（Ｈ16～20）

課題代表者：森　滋男（地震火山研究部）

１１．津波の予測精度向上に関する研究（Ｈ18～20）

課題代表者：高山寛美（地震火山研究部）

１２．火山観測データの気象補正等による高精度化と応用に関する研究（Ｈ18～20）

課題代表者：山里　平（地震火山研究部）

議題３：平成20年度の融合型経常研究計画について（協議）

平成２０年度の融合型経常研究課題のうち、研究期間を１年延長する２課題と１年間のフィージビリティスタディとして実施する２課題について概要の説明を行い、了承された。

・研究期間を1年延長
1．日本の異常気象の実態及び気候変動との関連に関する研究（Ｈ17～20）

課題代表者：藤部文昭　（予報研究部　第三研究室長）

参加研究部：予報研究部、気候研究部、環境・応用気象研究部、台風研究部、物理気象研究部）

２．アジア大陸の影響による大気微量気体・エーロゾル・降水降下塵の化学組成変動に関する研究（Ｈ17～20）

課題代表者：松枝秀和　（地球化学研究部　第一研究室長）

参加研究部：地球化学研究部、気候研究部、環境・応用気象研究部

・フィージビリティスタディ
１．台風強度推定手法とその外的要因の評価に関する研究（H20）

課題代表者：富樫正明　（台風研究部　部長）

参加研究部：台風研究部、海洋研究部

２．海洋環境モデル・同化システムの開発と海洋環境変動機構の解明に関する研究

－フィージビリティスタディ－（H20）

課題代表者：石崎廣　（海洋研究部　部長）

参加研究部：海洋研究部、気候研究部、台風研究部、地球化学研究部　

評議委員会からの助言は、平成２０年度の研究開始に向けて、適宜、計画に反映させてゆく。

議題４：気象研究所の独立行政法人への移行について（懇談）

独立行政法人気象研究所の中期計画における研究実施案を提示すするとともに懇談を行った。