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平成30年台風第21号による暴風と高潮の要因について
~強い南寄りの暴風と大阪湾内を移動した海水による高潮の様子が明らかに~

発表日

平成30年11月9日

概要

気象研究所は、9月4日に近畿・四国地方を中心に記録的な暴風及び高潮をもたらした平成30年台風第21号について、 暴風と高潮の要因を調査しました。その結果、紀伊水道及び大阪湾の沿岸地域での記録的な暴風は、台風の進行方向右側に 南風の最大風速域が局在していたためと考えられます。また、大阪湾の記録的な高潮の要因は、大阪湾北部が、大阪湾に 吹いた強い南風によって吹き寄せられた海水であり、大阪湾南部が、風が弱まった後の湾内での副振動によって運ばれて きた海水であったことが明らかになりました。

資料全文

平成30年台風第21号による暴風と高潮の要因について ~強い南寄りの暴風と大阪湾内を移動した海水による高潮の様子が明らかに~

問い合わせ先

(全体に関すること)
気象研究所 企画室 研究評価官 丸本
電話:029-853-8535 FAX:029-853-8546

(暴風に関すること)
気象研究所 台風研究部 第二研究室 主任研究官 嶋田
電話:029-853-8672 FAX:029-853-8735

(高潮に関すること)
気象研究所 海洋・地球化学研究部 第二研究室長 高野
電話:029-853-8662 FAX:029-853-1439



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