イベントのご案内

気象研究所では、毎年4月(科学技術週間)と夏季(お天気フェア)に施設一般公開を設けています。

見学のご案内

研究紹介コースを追加しました(9月11日更新)

見学は平日(土曜・日曜・祝祭日・年末年始を除く)の13:30-17:00までの時間帯に限りますのでご注意ください。
発災時等は予告なく見学の受入を中断する場合があります。予めご注意ください。

1.対象

団体(5名~24名)のみとさせていただいております。
個人での見学は、上記の毎年4月(科学技術週間)と夏季(お天気フェア)に施設一般公開の日を設けてありますので、その機会にお越しください。

当所には豪雨・地震を体験できるような大型見学施設はございませんので、ご了承ください。

気象庁が日々行う業務に関しては、お近くの気象官署を、まずご見学いただくことをおすすめします。
また、気象庁本庁(東京都港区虎ノ門)には、当庁の業務紹介を行う「気象科学館」があります。
気象や地震の観測機器や日本の四季・自然・気象を体感できるシアター、防災に関する知識を学ぶ装置などがあります。

2.見学の内容

大きく分けて、①施設見学コース(60分)②研究紹介コース(90分)の2つのコースがあります。
研究紹介コースでは、施設見学コースに加えて、研究者による研究紹介(30分)があります。

施設見学コース

広報担当者が、気象研究所の紹介と施設の見学を行います。

タイトル 時間 内容
気象研究所紹介 約20分 気象研究所の概要をご説明します。
施設見学 約30分 スーパーコンピューターの見学、フェーズドアレイレーダーの模型を用いた説明、観測露場の見学(ライダー、ウインドプロファイラ―等の観測装置の外観を見学)を行います。
施設見学のリーフレット(PDF:3.2MB)

研究紹介コース

研究紹介は以下の中から希望を3つ挙げていただき、調整の上、その内の1つを実施します。

タイトル 地球温暖化によって将来の気候はどう変わるのか?
担当者 気象予報研究部  第二研究室 川合 秀明 主任研究官
気候・環境研究部 第二研究室 保坂 征宏 研究室長
応用気象研究部  第二研究室 川瀬 宏明 主任研究官
内容 地球温暖化により異常な高温や大雨の発生が増えてきています。さらに地球温暖化が進むと気候はどのように変わっていくのでしょうか?スーパーコンピュータが予測する将来の世界や日本の姿を紹介します。
タイトル 積乱雲や豪雨の発生・発達を捉えるための新しい観測データの紹介
担当者 気象観測研究部 第二研究室 瀬古 弘 研究官
内容 本来は、降水や風などの空間分布を観測する気象レーダーを用いて、水蒸気の関数でもある屈折率の空間分布を得ることができます。近年よく空撮画像を見かけるようになった小型のドローンを用いて下層大気を観測し、ドローン観測データの降水予測への効果を調べました。これらについて紹介します。
タイトル 映像で親しむ雷の世界
担当者 気象観測研究部 第二研究室 吉田 智 主任研究官
内容 真夏の夜空に突如轟音とともに現れる雷。雷は電気現象だということは一般によく知られていますが、それ以上のことはあまり知られていません。今回は、研究者だからこそ知っている興味深い雷のトピックを、綺麗な雷の写真や動画とともに紹介します。
タイトル 線状降水帯をどのように予測するのか?
担当者 気象観測研究部 第三研究室 川畑 拓矢 研究室長
内容 線状降水帯とは、積乱雲が数時間にわたって次々と同じような場所で発生し、線状の狭い領域にとどまり、豪雨をもたらす現象です。最新の線状降水帯予測研究について紹介し、さらに豪雨被害軽減にどのように貢献するのかということについてお話しします。
タイトル 集中豪雨と線状降水帯
担当者 台風・災害気象研究部 加藤 輝之 研究部長
台風・災害気象研究部 第二研究室 廣川 康隆 主任研究官
内容 毎年、日本各地で集中豪雨が発生し、土砂災害や河川の氾濫など大規模な災害をもたらしています。その集中豪雨の多くは線状降水帯によって発生しています。線状降水帯という用語の語源から、発生状況や発生メカニズムなどを説明します。
タイトル 次世代の緊急地震速報:より速く、より正確な速報を目指して
担当者 地震津波研究部 第二研究室 小木曽 仁 主任研究官
内容 テレビやラジオ、あるいは携帯電話等で緊急地震速報を聞かれた経験のある方は多いと思います。私たちの研究室では、今の緊急地震速報より速く、より正確な緊急地震速報の発表を目指した研究を行っており、その内容を紹介いたします。
タイトル 大気中の温室効果ガスを測る・診る
担当者 気候・環境研究部 第三研究室 石島健太郎 主任研究官
気候・環境研究部 第三研究室 藤田遼 研究官
内容 大気中の温室効果ガス、例えば二酸化炭素やメタンは、産業革命以後の人間活動によって急激に増えてきており、地球温暖化を引き起こしています。これら温室効果ガスの変化を正確に把握するためには、どのような仕事が行われているのでしょうか?気象庁と気象研究所がこれまで行ってきた観測に焦点を当てて紹介します。
※こちらのコースは10月から開催予定です。
タイトル 気象研究所における地震と津波の研究
担当者 地震津波研究部 第二研究室 小木曽 仁 主任研究官
地震津波研究部 第四研究室 対馬 弘晃 主任研究官
内容 気象研究所で進めている地震と津波の研究について、幅広くご紹介します。普段地下で何が起きているか? どんな大地震が起きたかを解き明かすためには?緊急地震速報や津波警報を正確にするために必要な技術は?これらについて お話しします。
※こちらのコースは11月から3月の期間限定開催です。
タイトル 台風情報の精度向上を目指して
担当者 台風・災害気象研究部 第一研究室 嶋田 宇大 主任研究官
内容 気象庁から発表される台風情報はどのように作成され、どのような改善が行われているでしょうか。台風情報の精度向上を目指して、気象研究所で行っている研究開発を紹介します。
※こちらのコースは1月から開催予定です。
タイトル グリーンランド氷床における大気・雪氷研究
担当者 気象予報研究部 第三研究室 庭野 匡思 主任研究官
内容 北極圏に位置するグリーンランド氷床の表面では、近年の温暖化に伴って急速に雪氷融解が進行しています。 このことは海面水位上昇などの様々な全球規模の環境変化に寄与しており、日本に住む私たちにとっても決して他人事ではありません。 このコースでは、「グリーンランド氷床では今何が起きているのか?」についての観測・モデル研究の最前線や、日本の積雪情報高度化への貢献を紹介します。

3.見学の申込方法

予約は、下記の申込用紙に必要事項をご記入いただき、1か月前までに電子メールで送付ください。
確認後、こちらからご連絡いたします。
見学予約の開始は3か月前の月初めからとなります。
施設見学コースか研究紹介コースかのどちらかを選んでいただいてからからお申込願います。

現在、多数のお申し込みを頂いており、既に受入上限に達している月があります。
見学をご希望の際は、お早目にお申し込みください。

<<申込用紙>>
申込用紙(Word) 申込用紙(PDF)
※PDF版は、wordが利用出来ない場合にお使いください。

予約申込・問い合わせ先 : 気象研究所 企画室
  電子メール:メールアドレス
   ※ 件名に「気象研究所見学申込み」と記載してください

4.気象研究所までのアクセス方法

交通アクセスをご覧ください。

5.注意点

旅行会社等からの間接的な予約は受け付けておりません。
必ず見学される団体の代表者から予約願います。
災害発生時の緊急対応等により、やむを得ず見学のキャンセルや縮小をさせていただく場合があります。
飲酒されている方の見学はお断りします。

問い合わせ先

気象庁 気象研究所 企画室
 〒305-0052 茨城県つくば市長峰1-1
 E-mail:メールアドレス