科学技術週間一般公開を4月20日(水)に開催しました
科学技術週間にあわせて、気象庁気象研究所・高層気象台・気象測器検定センターの3機関合同で、4月20日(水)に施設一般公開を行います。 施設の見学に加えて、研究者による講演や研究紹介、観測の見学など様々な催し物を企画しておりますので、ぜひおこしください。 入場無料・事前予約不要です。 団体(10名以上)でご参加予定の方は、事前に下記問い合わせ先までご連絡ください。 ※食堂はありませんが、弁当販売があり(12:00~13:00のみ)、休憩室を利用できます。 日時平成28年4月20日(水) 10:00 ~ 16:00 (受付9:30 ~ 15:30) 場所気象研究所・高層気象台・気象測器検定試験センター 現地へのアクセスはこちらをご覧ください。 また、当日は科学技術週間無料循環バス(時刻表)が運行しておりますので、そちらもご利用ください。 |
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気象研究所 当日の催し物
講演者:予報研究部研究官 津口裕茂
講演概要:平成27年の9月9日から11日にかけて、関東・東北地方を中心に記録的な豪雨が
発生しました(気象庁は、一連の豪雨を「平成27年9月関東・東北豪雨」と命名)。この豪雨により、
関東地方では鬼怒川が決壊し、特に茨城県常総市では大規模な水害が発生しました。この豪雨は、
複数の線状降水帯によって構成された巨大な帯状の降水システムによってもたらされました。
これまでの研究から、降水システムの発生には、2つの台風(第17・18号)の影響があったことが
わかってきています。講演では、台風の影響だけでなく他の要因も含め、豪雨発生のしくみに
ついてわかりやすく紹介します。
講演を聞いていただくだけでなく、司会を設け、来場者の方に答えていただいたり、
質問いただいたり、一部対話形式を取り入れて研究の紹介を行います。
タイトル | 時間 | 内容 |
地球温暖化とその予測 | 10:00 ~ 10:30 | 現在、地球温暖化は避けては通れないところまできています。 既に始まっている温暖化、そして、スーパーコンピュータで どうやって将来の温暖化を予測しているのかをお話しします。 |
台風あれこれ | 10:30 ~ 11:00 | 台風に関する基本的なお話から最先端の 研究成果まで、みなさまの質問を交えながら、話題を提供します。 |
古文書から大昔の地震像を垣間見よう | 13:00 ~ 13:30 | 大地震の発生間隔は人間の一生より長いですが、 古文書を活用すれば大昔の地震像を捉えることができます。1854年 安政南海地震について書かれた古文書の解読方法や解析結果について お話しします。 |
火山の石 | 13:30 ~ 14:00 | 伊豆大島・浅間山・雲仙普賢岳の石を見ていただき、 これらの石の特徴違いなどをお話しします。 |
海の酸性化~二酸化炭素の増加が引き 起こすもうひとつの問題~ |
15:30 ~ 16:00 | 化石燃料の消費や森林破壊によって排出されている 二酸化炭素は、地球を温暖化させるとともに、海水に溶け込んで海を 酸性化させています。海の酸性化の状況と、酸性化が生物や生態系に 与える影響についてお話しします。 |
・大型気象風洞装置 10:00~10:30
・GPS観測点 13:15~13:30
・低温実験室 13:30~14:00
・電子顕微鏡 15:00~15:30
・展示コーナー フェーズドアレイレーダーの説明
10:30~10:45、13:00~13:15

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高層気象台・気象測器検定試験センター 当日の催し物
高層気象台
高層気象観測について紹介
自由気球による高層大気の観測見学 14:00 ~ 14:30(観測は天候により中止の可能性があります。)
気象測器検定試験センター
風向風速計検定・検査用の風洞施設を公開
雨や風、気温などを測る機械の展示
問い合わせ先
住所:〒305-0052 茨城県つくば市長峰1-1 / 電話:029-853-8536