気象研究所と東日本旅客鉄道株式会社が
日本鉄道賞特別賞を受賞しました


 「日本鉄道賞」は、 「鉄道の日」創設の趣旨である鉄道に対する国民の理解と関心を深め、 国民の 強力な支持を得るとともに、鉄道の一層の発展を期することを目的としており、 鉄道に関する優れ た取組に対して表彰するものです。
 気象研究所は、このたび、東日本旅客鉄道株式会社と共に、同賞表彰選考委員会による 特別賞『「安全」「正確」「快適」を守るシステム特別賞』を受賞しました。
 気象研究所及び東日本旅客鉄道株式会社は、平成17年(2005年)12月25日に羽越本線 で列車事故が起きたことをきっかけに、ドップラーレーダーを用いた突風に伴う渦の検知、 追跡を行う研究に取組んできております。この研究成果をもとに、JR東日本では、平成29 年(2017年)12月19日より、ドップラーレーダーの観測結果を用いた列車の運転規制を世 界で初めて実施しました。
 こうした「安全」「正確」「快適」を守るシステムが評価され、今回の受賞につながりました。

写真1

※左から、東日本旅客鉄道株式会社 執行役員 技術イノベーション推進本部 浦壁統括
     東日本旅客鉄道株式会社 防災研究所 鈴木所長
     気象研究所 竹内所長
     気象研究所 台風・災害気象研究部第四研究室 楠室長

賞の名称

第18回日本鉄道賞 「安全」「正確」「快適」を守るシステム 特別賞

受賞内容

○東日本旅客鉄道株式会社・気象庁気象研究所
世界で初めてのドップラーレーダーを用いた突風に対する列車運転規制
~突風に対する列車運行の安全性の向上に向けて~

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国土交通省