Artificial Radionuclides in the Environment 2007
Geochemical Research Department, Meteorological Research Institute, JAPAN
ISSN 1348-9739, Dec. 2007

「環境における人工放射能の研究2007」について



 気象研究所地球化学研究部では、1954年以来、50年以上に亘り、大気・海洋を主な分野として環境放射能の研究を実施して参りました。その研究成果を、関係省庁の担当者の方々及び大学や試験研究機関の研究者の方々に広く知って頂くために、本論文集を発刊しています。本論文集では、最近の論文(主に英語論文)をテーマ毎に分類して、簡単な日本語の解説を加えて、一冊にまとめています。

 過去50年間に実施されてきた研究成果を、全体として理解していただくために、過去から現在までの成果をテーマ毎に記述しました。なお、本年は降下物の核種分析を開始して50年の節目に当るため、過去50年以上にわたる環境放射能研究の歴史の中で重要な論文を再録しました。なお、放射能調査研究費による実際の課題名は巻末に一覧表で示しました。

 本論文集が環境放射能研究や環境放射能影響評価の基礎資料として、皆様に活用していただければ幸いです。

 最後に、本研究を推進するに当り、御協力頂いた多くの気象官署の職員の皆様及び気象研究所の職員の皆様に深く感謝致します。

 なお、この研究は文部科学省放射能調査研究費で実施しています。

平成19年12月

             気象研究所地球化学研究部長 廣瀬勝己

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