令和6年度 京都大学防災研究所共同利用一般研究集会 2024WS-06
「火山活動評価研究の現状と今後の展望」
実施要領
趣旨
噴火災害軽減のため、気象庁は火山活動を監視、評価して噴火警報・噴火警戒レベルを発表しています。また、今年度から文部科学省に政府の特別の機関として火山調査研究推進本部が設置され、総合的な火山活動の評価を実施することになりました。このように、火山活動評価は社会から認知され、火山防災対策を進めるうえでも重要となっていく一方で、必ずしも定量的に行われている段階ではなく、この分野の学術的研究の更なる進展が望まれています。
本研究集会では、研究者や官庁関係者が一堂に会し、火山活動評価研究の現状を振り返るとともに、今後あるべき研究の方向性等について意見交換を行います。これにより、火山活動評価研究の方向性に何らかの示唆を与えることも考えられ、火山活動評価やそのための火山調査研究の推進に貢献し、火山防災対策の一助になることが期待されます。
開催日時
2024年 11月18日(月)~19日(火)
開催場所・定員
現地(30名) :
京都大学防災研究所附属火山防災研究センター桜島火山観測所
(鹿児島市桜島横山町1722-19)
オンライン(200名) :Zoomウェビナー
(現地とオンラインでのハイブリッド開催ですが、オンライン参加を主体とします)
参加方法
Google formによる事前申し込み(定員になり次第締め切り。最終締切は令和6年11月14日予定)。
以下のURLかQRコードでお申し込みください。
https://forms.gle/g9eU3PGYqMcvZ4H79

オンライン参加用の接続情報は、締め切り後に参加申込者に通知する予定です。
プログラム
(1日目)令和6年11月18日(月)13時30分~17時15分
〇開会あいさつ
13:00-13:10 研究代表者:高木朗充
〇講演 (*はオンライン発表)
・基調講演 座長:下司信夫
13:10-14:00 基調講演 井口正人(鹿児島市火山防災専門官/京都大学名誉教授)
「火山活動推移の基本的な考え」
・一般講演 座長:下司信夫/為栗 健
14:00-14:30 高木朗充(気象研究所)
「火山活動評価研究のレビュー」
14:30-15:00 為栗 健(京都大学防災研究所)
「噴火の前駆的な地盤変動と地震活動に基づく火山活動評価」
(15:00-15:15 休憩)
15:15-15:45 森 俊哉(東京大学理学部)
「火山ガス観測の進展と火山活動評価:現状と課題」
15:45-16:15 宗包浩志*(国土地理院)
「地殻変動観測に基づく火山活動評価の現状と展望」
16:15-16:45 下司信夫(九州大学)
「噴出物を用いた火山活動評価:長期的活動推移の把握と噴火様式推定」
16:45-17:15 橋本武志*(北海道大学)
「噴火未満の火山活動評価に地下構造情報が果たす役割」
(2日目)令和6年11月19日(火)09時00分~12時00分
・一般講演(つづき) 座長:高木朗充
09:00-09:30 碓井勇二(気象庁)
「気象庁における火山活動評価の取り組みと火山活動評価研究への期待」
09:30-10:00 相澤幸治(文部科学省)
「火山調査研究推進本部の概要と総合基本施策等の要点について」
(10:00-10:10 休憩)
〇パネルディスカッション
10:10-11:50
テーマ「評価、監視と防災の現場が求める火山活動評価研究とは」
パネラー: 井口正人(鹿児島市/京都大学)
為栗 健(京都大学防災研究所)
森 俊哉(東京大学理学部)
宗包浩志(国土地理院)
下司信夫(九州大学)
碓井勇二(気象庁)
清水 洋(防災科学技術研究所/文部科学省火山調査委員会)
コーディネーター:高木朗充(気象研究所)
〇閉会あいさつ
11:50-12:00 所内担当者:為栗 健
講演要旨
講演要旨は以下からダウンロードください。
講演要旨
リーフレット

クリックするとPDF精細版にリンクします
■ 主催: 京都大学防災研究所
■ 後援: 文部科学省(予定)
気象庁
特定非営利活動法人 日本火山学会
■問合せ先:高木朗充 気象庁気象研究所

為栗 健 京都大学防災研究所