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気象研究所長挨拶


 気象研究所は、気象庁の一組織として、気象業務の技術に関する研究を行うことを任務とし、気象・気候・地震火山・海洋などの地球科学を総合的に研究している国立試験研究機関です。大規模な自然災害を引き起こす集中豪雨・台風・地震・火山噴火等の現象解明・予測に関する研究や、地球温暖化・異常気象・オゾン層破壊・酸性雨・砂漠化等の地球規模の気候変動・地球環境問題に関する研究を推進し、その成果は、天気予報や地震監視などの気象業務の改善・高度化に活用されてきました。
 一方、平成18年3月に定められた「第3期科学技術基本計画」にも述べられているように、環境など地球規模の課題はいまだ難問が山積しており、また、大規模自然災害や重大事故など安全と安心に対する国民の関心は一段と高まっています。
 気象研究所は、平成22年度から25年度にかけての研究計画として「気象研究所中期研究計画」を実施しています。この計画の中で、@気象観測・予報、A地震・津波・火山、B気候・地球環境の3つの分野に関する研究の中から「気象業務推進のための重点研究」を定め、課題の選択と集中による重点的な取り組みを強化します。また、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の活動や世界気象機関(WMO)が推進する「世界気候研究計画(WCRP)」などの国際的な取り組みにも積極的に参画していきます。地球科学における専門集団として、国内外の研究機関とも連携し、依然として残されている問題解決に積極的に取り組み、気象業務の高度化へ貢献することで、国民の要望に一所懸命にお応えしていく所存です。
 今後とも関係の皆様方にはあたたかいご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。


                                        気象研究所長