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アラスカ大学国際北極圏研究センター(IARC)所長 赤祖父博士来所 (5月14日)


 5月14日(金)、アラスカ大学国際北極圏研究センター(IARC:Internatinal Arctic Research Center)所長、赤祖父博士が気象研究所を訪れた。IARCは地球規模の気候変動と北極圏の現象の研究における国際協力を推進するため、1999年に日米政府の協力により設立された組織である。来所を機会に、赤祖父博士に講演をお願いした。
 講演では、北極圏の環境の変化(氷河の後退、海氷面積の縮小等)が気候の変化を顕著に示すため気候変動研究に適しており、観測の充実、気候モデルとの比較を行っていることを話された。特に気候変動には人為的に排出された二酸化炭素による「温暖化」以外に氷河期をはじめとした「自然(地球自身)の変動」があるため、両者の区別をすることの重要性を強調された。

赤祖父博士 (IARC)

Last update: 2004/5/14 (Fri)