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オーストラリア気象局気象研究センター(BMRC)所長
Michael Manton博士来所
(2004年5月6日)


 5月6日(木)、オーストラリア気象局気象研究センター(BMRC:Bureau of Meteorology Research Centre)所長、Michael Manton 博士が気象研究所を訪れた。
 BMRCは、オーストラリアにおける気象研究所(MRI)に相当する研究機関であり、6つの研究セクションと管理セクションで構成されている。
 Manton 博士の来所を機会に、海外の研究所における研究活動をうかがい知るため、お忙しいスケジュールの中、講演をお願いした。
 講演では、BMRCの設置目的、各研究セクションで行っている研究の概要やその成果について話があり、温暖化予測を目指した全球気候モデル・地域気候モデル、数ヶ月〜半年の予測期間を目指した季節予報モデル、日々の天気予測を目指したメソスケールモデルなど、当所と同じように、用途に応じた幅広い数値モデルの開発を行っているとのことであった。
また、BMRCでは世界各国の研究所と共同してキャンペーン観測を行っており、その結果はモデルの開発や現象の解明に生かされているとのことであった。
Dr. Michael Manton (BMRC)
 午後からは、気象研究所で実施している研究について、各研究担当者が20分〜40分の説明を行い、Manton 博士と意見を交換した。

・水循環に関する研究(気候研究部 鬼頭昭雄 室長)
・気候モデルに関する研究(気候研究部 野田 彰 部長)
・非静力学数値予報モデルに関する研究(予報研究部 吉崎正憲 室長)
・GPSによる降水量推定に関する研究(予報研究部 小司禎教 主任研究官)


Last update: 6 March, 2004