分析用電子顕微鏡

電子顕微鏡の写真
透過型電子顕微鏡(TEM)(JEM-1400)

 多くのエアロゾル粒子は1マイクロメートル以下の大きさで、光学顕微鏡で観察することは困難です。そこで、電子顕微鏡を用いて分析することによって、個々の粒子のさまざまな特性を研究することができます。光学顕微鏡(ルーペや虫眼鏡なども含む)は光を使ってものを拡大するのに対し、電子顕微鏡とは電子線を使って観察する装置です。光線に比べ電子線は波長が短く、より小さな物が観察でき、理論的には原子レベルまで観察することが可能です。また、電子線と対象試料との干渉作用により、その組成や結晶構造、また化学結合状態など様々な情報を得ることができます。