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ドップラー気象レーダー

 雨や雪などの降水粒子は電波を反射する性質を持っています。ドップラーレーダーはこの性質を利用した装置です。 パラボラアンテナからビーム状の電波を発射し、降水粒子にあたって返ってきた反射波を信号処理することで降水強度や風の3次元的な挙動を知ることができます。 降水強度は反射波の強さから求めます。風の挙動は反射波の周波数変化(ドップラー効果)から求めます。 また、暖候期の晴天時には大気中に浮遊する小昆虫からの反射が観測されることもあります。この反射を利用すると、晴天時の風を測ることもできます。
 このレーダーの諸元は、周波数5260MHz、尖頭出力250kW、降水強度の最大観測範囲400km、ドップラー速度の最大観測範囲250km、ドップラー速度の測定範囲±54m/sです。

 右の上の2枚の写真はドップラーレーダーシステムの直径4mのパラボラアンテナ(写真左)、信号処理装置とデータ表示装置(写真右)です。

 右の下の2枚の図は台風接近時の観測例です。左は降水強度、右はドップラー速度の画像です。
アンテナ 信号処理装置
降水強度とドップラー速度