気象庁気象研究所 地震津波研究部
TOP > 地震津波研究部 > MICAP-G > 使用例

使用例 地図を使用しない地殻変動の理論計算

MICAP-G

ここでは、地図を使用しない地殻変動の理論計算をする際の使用例を示します。

まず、Windows上でMICAP-Gのプログラムを起動します。

Map parameters (Drawing without a map)

地図を表示しないように設定します。

MICAP-Gを起動すると、メインウィンドゥが表示されます。

メインウィンドゥに地図が表示される場合は、画面上部のメニューで『Parameter』『Map』を選択すると、以下の画面が現れますので、『If You Need Map, Check this and Input Following Parameters』の左にあるチェックボックスボタンをオフにして、『OK』ボタンを押します。地図が表示されていない場合は、この操作をする必要はありません。



ソースパラメータの設定

計算したい地殻変動のソースを設定します。

画面上部のメニューで『Parameter』『Source』を選択すると、以下の画面が現れます。

パラメータの与え方によって、矩形断層による地殻変動、ダイク貫入による地殻変動、圧力源による地殻変動などを計算できます。複数のソースを与えて理論計算することも可能です。ここでは、1枚の単純な矩形断層についての例を示します。まず[Source]が[Sinfle Fault]になっていることを確認します。

[Dislocation]の欄のパラメータ入力欄に、求めたい矩形断層の値を入力していきます。[Slip]は断層のずれ量、[Rake Angle]は断層面内のずれ方向(断層の走向方向を0度として反時計周りの角度)、[Tensile]は断層の開口量(ダイクの貫入等では重要ですが、すべりのみを考慮する場合はこの欄は0で良いでしょう)、[Width]は断層の幅、[Dip Angle]は断層の傾斜角(水平から測った角度)、[Depth of the fault top]は断層上辺までの深さです。

次に断層の走向と長さを設定します。[Location of Fault Edges]の左の項目に断層上辺の始点[Edge0]と終点[Edge1]を入力することでも可能ですが、ここではマウスを使って微調整する方法について紹介します。[Assistant]のマウス設定ボタンを押すと、上のパラメータ設定画面が消えて、メインウィンドゥのみの表示になります。最初にクリックした地点の座標が[Edge0]、次にクリックした地点の座標が[Edge1]として設定されます。細かい微調整は、[Location of Fault Edges]の左の項目上で行います。また、設定したい断層が画面の大きさと合わない場合は、画面上端のメニューで『Parameter』『Field』を選択し、[Real Width of Whole Window]の値を変更します。その際に、計算領域は自動では変更しませんので、[Area for Data Plot]の項目を調整します。

地殻変動の理論計算

MICAP-Gでは、以下の物理量の理論計算・描画が可能です。

コンター 変位、ΔCFF、面積歪、体積歪、せん断歪、歪テンソルの各成分
ベクトル 変位、傾斜
線歪

画面上部のメニューで『Execute』の描画したい物理量を選択します。

以下に、上下変位のコンターを描画した例を示します。

描画の粗さは、画面上端のメニューで『Parameter』『Field』を選択し、[No. of Grid]を変更することで調整できます。値が小さいと荒い描画となりますが、あまりにも値が大きいと描画に時間がかかるので要注意です。コンターではやや大きめの値、ベクトルや線歪ではやや小さめな値が良いでしょう。

コンターの等値線やベクトルのスケール等の調整は、画面上端のメニューで『Parameter』『Visual』を選択して行います。


ΔCFFについては、計算したい方向を画面上端のメニューで『Parameter』『CFF』を選択して設定できるほか、計算したい断層面を画面上端のメニューで『Parameter』『Field』を選択して[Inclined Field]をオンにして設定することもできます。



計算値のテキスト出力

また、計算値を出力することも可能です。画面上端のメニューで『File』『Store Strains』を選択して行います。ここで、画面上部のメニューの『Option』『Tool』で[Nine Strain Components]を選択していた場合は、X座標、Y座標と変位3成分、ひずみ9成分をテキストファイルで出力します。[Diatant, Volumetric and maximum Shear Starain, delta_CFF]を選択していた場合は、面積歪、体積歪、最大せん断歪、ΔCFFを出力します。



last update : 2014-06-16
All Rights Reserved, Copyright © 2003, Meteorological Research Institute, Japan