文字のサイズを変更できます:小さい文字サイズ|標準の文字サイズ|大きい文字サイズ 最終更新日:2013年05月07日
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連絡先・地図
〒305-0052
茨城県つくば市長峰1−1
気象庁気象研究所
予報研究部 (6階)
第四研究室
 
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雲粒子ゾンデ観測

 雲粒子ゾンデ(HYVIS:Hydrometeor Videosonde)は,小型ビデオカメラを搭載した気球搭載用特殊ゾンデで,雲・降水のミクロな構造(雲・降水粒子の空間分布)を調べるために,気象研究所が世界に先駆けて1984年に開発しました.
 飛行性能や安全性のため観測できる雲が限定される航空機観測の問題点を克服し,伝送される7μm〜2cmの粒子の鮮明な映像により,地上に居ながらにして雲の微物理構造を知ることができる測器です.

 現在では,標準型,夜間型,強制吸引型,非接触型など色々なタイプのHYVISを使用しています.気象研究所では,これまで300台以上のHYVISを飛揚し,低気圧に伴う雲,梅雨前線に伴う雲,日本海上の対流性降雪雲,山岳性降雪雲,巻雲などの内部構造の解明に貢献してきました.HYVISを用いた雲内の微物理直接観測は,雲の内部構造を明らかにするだけでなく,予報モデルの検証やリモートセンシング観測の解釈などのために必要不可欠な情報であると言えます.

Contents 関連項目
雲粒子ゾンデによる雲の観測
雲粒子ゾンデによる雲の観測

雲粒子ゾンデの仕組み

 フィルム面上に捕集した雲・降水粒子の映像を倍率の異なる2台のCCDビデオカメラを切替えて撮影し,気象要素(気圧・気温・湿度)と共にリアルタイムで地上に伝送します.

雲粒子ゾンデの外観
雲粒子ゾンデの外観
雲粒子ゾンデの動作原理
雲粒子ゾンデの動作原理

雲粒子ドロップゾンデ

 雲粒子ドロップゾンデは,雲の直接観測の機動性を高め,狙った雲の追跡観測を可能にするために開発されたゾンデであり, 航空機を用いて雲の上方から投下します.

雲粒子ドロップゾンデ
雲粒子ドロップゾンデの外観

強制吸引型雲粒子ゾンデ

主な観測対象:氷晶の個数濃度が比較的低い上層雲(巻雲や巻層雲)
測定粒径範囲:粒子の大きさが1mm以下の小さいもの
特徴:サンプリング体積を増加させるために,強制吸引用のファンを付加
強制吸引型雲粒子ゾンデの写真と構造
強制吸引型雲粒子ゾンデの写真と構造
強制吸引型雲粒子ゾンデの外観
強制吸引型雲粒子ゾンデの外観

非接触型雲粒子ゾンデ

主な観測対象:降雪雲や前線性の雲など降水を伴う雲
測定粒径範囲:降水粒子(mmサイズ)が主な測定範囲
特徴:元の粒子が壊れないように空間に浮いた状態のままで観測できる

強制吸引型雲粒子ゾンデの外観
非接触型雲粒子ゾンデと映像例

関連する論文等