To English version

ホーム > 気候研究部 > 第5研究室







私たちが取り組んでいる研究

当研究室では、異常気象や気候変動の実態を把握し、その要因解明に関する研究に取り組んでいます。地球上では、大雨・豪雪・干ばつ・冷夏・熱波などの、そこに住む人々の生活に大きく影響するような異常気象が度々発生しています。たとえば、平成20年8月末豪雨で愛知県を中心に記録的な大雨が降ったのは記憶に新しいところです。では、この大雨はどの程度「異常」なのでしょうか?気象庁では、30年に1回以下の気象現象を「異常気象」と名付けていますが、その程度は地域・季節によって様々です。従って、「異常」の程度を定量的に把握する事が必要です。また、その「異常気象」が増えているのか、減っているのかも大きな関心事です。これら「異常気象」の実態を定量的に調査することを研究テーマのひとつとしています。
もう一つの研究テーマは、観測データを用いた気候変動の解明です。異常気象は気候変動と密接に関係しています。気候変動と言うと、まず思い浮かぶのは地球温暖化ですが、それ以外にも様々な気候変動が起きています。たとえば、日本の梅雨を含むアジアモンスーンは数十年のスケールで変動し、活発な時期・不活発な時期を繰り返しています。大きな災害をもたらす台風活動もまた変動しています。これら様々な時間スケールの気候変動を定量的に解析し、その要因解明を行っています。気候変動解明のためには観測データが必要です。様々なデータの収集整備を行っています。また、観測データと予報モデルを融合した再解析と呼ばれるデータも、気候変動を研究する上で強力な基盤データです。気象庁と共同して、再解析の実施も行っています。
当研究室では、異常気象・気候変動の実態を定量化し、その要因を解明することによって、より的確な防災体制・より的確な温暖化対策を進めるための基礎資料を作ることを目標に研究を進めています。



研究計画

 「異常気象・気候変動の実態とその要因解明に関する研究」(重点研究)




参加している研究プロジェクト

○ 21世紀気候変動予測革新プログラム: 「超高解像度大気モデルによる将来の極端現象の変化予測に関する研究 」(代表 鬼頭昭雄、平成19-23年度)
○ 環境省地球環境推進費: 「地球温暖化に関わる政策支援と普及啓発のための気候変動シナリオに関する総合的研究」(代表 住明正、平成19-23年度)
○ 気候変動適応推進プログラム:「東北地域のヤマセと冬季モンスーンの先進的ダウンスケール研究」(代表 岩崎俊樹、平成22-26年度)
○ 科学研究費補助金:基盤研究(B)「太陽紫外線とオゾン変化の力学的上下結合と気候変動に果たす役割の解明」(代表 黒田友二、平成20−23年度)
○ 科学研究費補助金:基盤研究(B)「熱帯準二年振動が中高緯度の大気場・化学場の年々変動に及ぼす影響」(代表 柴田清孝、平成20−23年度)
○ 京都大学防災研究所共同研究「冬季対流圏における異常気象発生に対する成層圏突然昇温の影響とその予測」(代表 廣岡俊彦、平成22−23年度)
○ 環境省地球環境研究総合推進費:「大気環境に関する次世代実況監視及び排出量推定システムの開発」(代表 岩崎俊樹、平成21-23年度)



最近の研究から

研究室メンバーの研究成果の解説ページです。

太陽活動の気候への影響

成層圏の現象が対流圏に及ぼす影響



研究室メンバーによる解説

研究室メンバーによる気候に関する基礎知識の解説ページです。

再解析とは

私たちが研究している「気候」とは? 

冬の大気の特徴(1) 海面気圧 

北極振動とは(1) 


集合写真(2011年4月)




メンバー(個人ページへリンク)

室長 釜堀 弘隆
主任研究官 黒田 友二
主任研究官 小林 ちあき
主任研究官 上口 賢治
研究官 遠藤 洋和