3-4 降水量  

 降水の予測は気温の予測よりも難しいのですが、近年予測の精度が向上し、その理解が深まってきました。21世紀末において、降水量は、高緯度地域では増加する可能性がかなり高く、一方、ほとんどの亜熱帯の陸上においては減少する可能性が高いと考えられています(図3-6)。これは、20世紀に観測された変化傾向を継続するものです。また、多くの熱帯と中高緯度地域において、極端に多い降水の強さや頻度の増加が顕著になります。
図3-6
図3-6 2090〜2099 年を対象とする降水量変化予測(単位%)(1980〜1999 年が基準)。値は、SRES A1B シナリオによる複数モデルの平均で、左図は12〜2 月、右図は6〜8 月。白色の地域は、変化の符号が一致したモデルが66%に満たない地域、点描している地域は、90%以上のモデルで変化の符号が一致した地域(変化傾向の信頼度が高い地域)。(気象庁, 2007a)