<研究期間:平成14年度〜平成16年度(3年計画)>

<経費区分:地球環境保全試験研究費>




★研究の目的・目標

 人間活動による二酸化炭素・メタン・オゾン・エーロゾルの変化及び太陽活 動や火山性エーロゾルによる自然変動をそれぞれ考慮して、産業革命以降の気 候変動の再現実を行い、その結果の解析から温室ガス等の気候変化に対する個 別要因の影響評価を行うことを目的とする。

★研究の概要

 産業革命以降の気候変化について、太陽活動や火山性エーロゾルなどによる自然変動と、温室効果ガスの排出など人間活動による変化を識別し、それぞれの要因による影響評価を行う。また、大気大循環モデルによる実験は「20世紀の気候シミュレーション(C20C)」プロジェクトにも対応するものである。
 サブ課題1「観測データ及び各種強制力データの整備とデータ解析」では、産業革命以降の気候システムの長期的変動を調べるため大気観測データを収集し、3次元構造を解析する。また、モデルの境界条件として使用する植生・エーロゾルデータ等を収集・整備する。サブ課題2「歴史的海面水温・海氷データを用いた大気大循環モデルによる気候再現に関する研究」では、大気大循環モデルの気候再現性を評価し、海面水温が変動したときの大気の変動を調べるため、19世紀後半からの解析された歴史的海面水温・海氷分布を境界条件とした大気大循環モデルアンサンブル積分を行い、観測データと比較する。その結果を用いて大気変動に関し、海面水温・海氷分布の変動に起因するものと、それ以外の自然変動に起因するものに分離評価する。サブ課題3「気候モデルによる気候再現と気候変化への各種要因の影響評価に関する研究」では、気候モデル(大気海洋結合モデル)を用いて産業革命以降の気候再現シミュレーションを行い、観測データ及び大気大循環モデル結果と比較する。特に、気候変化に対する温室効果ガスを始めとする各種要因の役割を評価するために、温室効果ガス、成層圏オゾン、エーロゾル(火山性エーロゾルを含む)、太陽活動の各種強制力を別個に用いた感度実験を行い、各種強制力の影響評価を行う。



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  全球平均地上気温の変化。モデルによる気候再現実験各メンバー
  (細破線、点線)とアンサンブル平均(太実線)、及び観測値(■)。



★報告書

♣ H14年度報告書-1(和文概要, 231KB)   ♣ H14年度報告書-2(詳細報告書, 1,262KB)   ♣ H14年度報告書-3(英文概要, 179KB)

♣ H15年度報告書-1(和文概要, 61KB)    ♣ H15年度報告書-2(詳細報告書, 1,261KB)   ♣ H15年度報告書-3(英文概要, 61KB)

     


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