わが国の気候変化を予測する地域気候モデルの開発
地球温暖化に伴う気候変化は、わが国にどのような影響を及ぼすのか、が大きな関心事となっています。特に、豪雨などの顕著な現象の変化予測は重要な課題です。これを明らかにするために、わが国の地域ごとの気候変化を詳細に計算できる地域気候モデルを開発しています。地域気候モデルには、現実に近い地形効果、二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度変化を考慮した放射過程、雲水、雲氷、雨滴、雪、あられなどの量を三次元的に計算し、積乱雲などの発生や発達を精度よく予測できる精緻な降水過程、乱流による熱などの輸送を計算する境界層過程、日射による地面温度の上昇や積雪の変動などを計算する陸面過程などを組み込み、長期的な時間積分により、わが国の地域ごとの気候状態を精度よく予測することを目指して開発が進められています。陸面過程については、植物の生理を再現でき、二酸化炭素の循環も計算できるような改良も行っています。
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図1.地域気候モデルで予測したわが国周辺での21世紀末の年平均気温の上昇(単位℃)。
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図2.地域気候モデルによる21世紀末の月降水量の増加(単位mm)。
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関連情報
- 地球温暖化予測情報 第6巻(2005年)
IPCCのSRES A2シナリオを用いた地域気候モデルおよび都市気候モデルによる気候予測