21世紀は地球温暖化やオゾン層破壊から都市域を中心とするヒートアイランド現象や大気汚染に至る各種環境問題がますます重要となり、国内外では大気環境に関する保全対策がこれまで以上に重要視される時代を迎えています。こうした対策の実施にあたっては、大気環境に関する信頼性の高い監視・予測情報が欠かせません。そのためには、温室効果ガスなどの大気中の微量物質に関する世界的あるいは地域的な変動メカニズムの解明と、これらの変動によって引き起こされる気候や大気環境の変動の監視・予測に関する研究が重要です。
環境・応用気象研究部では、二酸化炭素、オゾンそしてエーロゾルなどの変動メカニズムに関して、数値モデルや観測などによる研究を進めています。また、高分解能地域気候モデルによる日本付近を対象とする地球温暖化時の気候変動評価、そして都市域での環境気象特性の再現と予測を目標に局地環境気象モデルの開発を進めています。